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  なるほどTHE EMIワールド 
 ▶ 右端の写真は死海を年代別に空撮したもの。左から1972年・1989年・2011年
 シャローム!

10月3日4日はユダヤ教の新年(Rosh Hashanna)のお祝いなので、私は土日月火と四連休です!先ほどユダヤ人のお友達の家の新年の食事に呼ばれて帰って来たところです。日没から1日が始まるので、元旦も夕方から「Happy New Year!」っていうようです。

(レビ記23:23~)「第七の月の一日は安息の日(安息日ではない)として守り、角笛を吹き鳴らして記念し、聖なる集会の日としなさい。あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。燃やして主にささげる献げ物を携えなさい。」

ですので、国中でこの月曜日と火曜日は安息日と同じような扱いになります。お店や電車、バスの時刻も普段の土曜日と一緒。はい、とっても不便。今日(日曜日)は大晦日らしくあちこちで普段見かけないお花屋さんやパン屋の出店がありました。

さて、先週ちらっと言いました二泊三日の高校二年生のバス旅行から無事に帰宅しました。私の学年の主なイベントは、死海、ネゲブの砂漠、キブツ訪問、そして紅海でした。いつも写真撮ってくれる旦那さんがいないので、今回は私が写真撮ったのであしからず。もちろん自分は写っていません。涙。

世界でもっとも低い場所の死海に行ったとはいえ、イスラエルに詳しいマキキのみなさんに、私が死海で浮きながら新聞を読んでいるなんていうあまりにもありふれた写真なんて送ってもあきれられてしまうと思います。

本当のところは。これはあくまでも学校の社会科見学を含む旅行なので普通の観光客が行く場所にはいかなかっただけです。涙。またそのうち個人で行ってくるのでそういう写真はその時に。

訪ねたのは「Dead Sea Works」という死海の湖岸にある工場です。私がずっと愛用している死海のミネラル石鹸がこんなところで作られていたとは想像もしていませんでした。
(左から3枚目の写真)

イスラエルの産業は観光、農業、ITと有名ですが、何よりも死海の産物がこの国を潤しているのですね。死海の産物といって最初に想像されるのが「塩」かもしれませんが、実は見学の時に知ったのは「死海の塩(塩化ナトリウムNaCl)は邪魔者」だったのでした。

その食卓塩とまざらないようにして取り出すミネラルは「カリウム(K)、マグネシウム(Mg)、ブロミン(Br)」で、特にカリウムは世界中の農家に肥料として輸出するそうです。工場のおじさんが一生懸命説明してくれました。

死海の水が年々少なくなっているのはみなさんきっとご存知だと思います。今ウィキしたら「湖面、海抜マイナス418メートル」って書いてあるかもしれませんが、もうすでにマイナス432メートルをきったようなんです。だいたい毎年1メートルくらい湖面がさがっていっていますので、まだ見たことがない人は全部干上がってしまう前に来ることをお勧めします。(冗談です。完全に干上がることはないようです)

流れてくるはずのヨルダン川からの水が入ってこないので、ここ40年くらいですっかり小さくなってしまった死海。昔は左の写真のように北と南の二つの部分が繋がっていたのですが、南の部分は一旦完全に干上がってしまい、今は人工的に北側の水を南側に移動させているそうです。なぜかって?産物と観光のためです。

そうでもしないと国にお金が入ってこないから。イスラエル側のホテルはほとんどがこの南側にあるって知ってショック。人工で無理やりひいてきた水なんですね。。。

さらに残念だったのは死海の周りはバスだけでまわったので車内からの写真しかないのです。向こう岸はヨルダンでして、ギリギリまで行ったけど国境を超えずに引き返してきました。

左側の土手も、昔は死海の水におおわれていたんですね。なんとかこの枯渇してしまう死海をとめようと、イスラエルとヨルダンが試行錯誤しているとのことでした。

これなんて、絶対にみなさんが「死海」と聞いて想像する風景じゃないですよね?死海に行ったことがある人でも多分ここには来ていないはず。ここまで来ちゃったら「聖地旅行」じゃなくて「社会科見学」になっちゃいますものね。

このようにして死海から抽出したカリウムが後ろの白い山です。この辺り、年間降水量が3センチほどなので外に保存しておいても大丈夫らしいのです。

真意のほどは不明ですが、昔実際に死海で使っていたという木造船が工場の外に展示されていました。

さて、死海の工場見学を出て、今度は海は海でも紅海に向けて出発!イスラエル最南端の街エイラットです。エイラートとも表記されます。
(左から10枚目の写真)

ひたすら広がる砂漠の後に、どんなさびれた村が出てくるかと思ったら、、、ただのリゾートタウンでした。

でもきっとみなさんそろそろ飽きてきたころだと思うので、この話の続きは来週に!

今回の写真がひどいのは、バスの中からガラス窓撮ったっていうのと、カメラマンが私だからでした。

来週は「紅海」おみせしまーーす。
えみ